発展を支えるパートナーシップの環境
ようこそウェールズへ。ここでは、“パートナーシップ”がライフサイエンス分野のイノベーションを 支えています。300社以上の企業に加え、13,000人以上の高度な専門家が集まり、産業の年間売上高は 28億ポンドにのぼります。ウェールズは、メドテック、診断技術、神経科学、ゲノミクス、細胞療法の分野で世界をリードしています。
大学、NHS(国民保健サービス)、政府、専門機関が連携し、医療分野で新たな成果を生み出す先進的なエコシステムを作り上げています。
体外診断や精密医療といった成長著しい分野で確立されたクラスター(集積地)は、私たちのイノベーションへの取り組みの証です。ゲノミクス、病理学、画像診断、高度な治療法に関する国家プログラムも推進されており、精密医療を一般的な医療に定着させるための取り組みが着実に進められています。
地域に根ざしたNHS(国民保健サービス)を通じて、企業は匿名化された医療データにアクセスでき、スムーズな研究連携が可能になります。
ゲノミクス、病理学、画像診断、先進治療に関する国のプログラムが、精密医療を一般の医療に定着させるための取り組みをさらに強化しています。
また、MediWalesやWales Life Sciences Hubのような業界の集まりが、関係者をつなげて助け合う役割
を果たしています。カーディフにあるLife Sciences Hub Walesは、NHSと産業界の交流の中心として活
気にあふれており、Health and Care Research Walesは臨床研究の支援を効率的に行っています。
ウェールズの地域に根差したNHS((国民保険サービス)は、コスト削減と患者の治療効果向上を目指し、新しい技術や治療法の導入を積極的に支援しています。
「デジタル・ケア&ヘルス・ウェールズ」は、多様な分野の関係者を結びつけ、デジタル医療技術の普及とイノベーションを推進しています。さらにウェールズ政府は、英国でも有数の充実した支援制度を提供しており、産業界・大学・研究機関・NHSの連携による最先端の医療技術開発を後押ししています。
「ウェールズは地方分権国家であるため、患者のデータを一つにまとめて管理できる環境が整っています。また、研究に力を入れる大学が数多くあることも利点です。ライフサイエンスハブウェールズや メディウェールズのような組織が、関係者を一つにまとめています。」
Dr.ジェンナ ボウウェン
カーディフ大学 薬学・製薬学部 講師/コットン・モートン・ダイアグノスティクス Cotton Mouton Diagnostics(CMD)シニアエグゼクティブオフィサー