ウェールズは、世界に先駆けてサステナビリティに取り組んでいます。世界で初めて「未来世代コミッショナー 」を任命し、政策決定に際しては、その決定が及ぼす長期的影響を必ず考慮すること、国連の持続可能な開発目標の達成に努めることを義務付けました。
ウェールズのエネルギー・環境セクターの収益は48億ポンドを上回り、洋上風力だけで80万世帯に電力を供給できます。
その理由は、ウェールズが消費エネルギーの2倍を発電していること。そして経済特区フリーポートや水素ハブを整備して再生可能エネルギーをリードしており、パートナーシップの条件がそろっていることです。
ウェールズは、世界で最初に気候非常事態宣言を表明した国です。また、リサイクル率 では世界の上位3位以内に入っています。
排出量ネットゼロの未来に向けたウェールズの取り組みでは、日本の企業も重要な役割を果たしています。丸紅はブリッジエンド・カウンティ・バラ・カウンシル と協力し、南ウェールズで、環境に配慮した輸送用燃料と暖房用燃料の生産に向けてグリーン水素プロジェクトの開発を行っています。
ウェールズは風力と潮力エネルギーに最適な立地です。それを支える港湾やインフラへの投資も活発です。
ウェールズでは、再生可能エネルギーのためのインフラに総額1億1000万ポンド以上を投資し、11の海洋エネルギープロジェクトを支援しています。2035年までに、電力需要の100%を再生可能電源で賄うことを目指しています。
ウェールズではすでに、消費電力の2倍の電力を生産しており、余剰分を輸出しています。
ウェールズは、世界で最初の「レフィル・ネイション(詰め替える国)」 となるべく、「レフィル・カムリ (カムリはウェールズ語でウェールズのこと )」の枠組みを通じて、無駄な包装や使い捨てプラスチックのニーズを大幅に削減しています。
ウェールズ中部では、水素を燃料とする環境に優しい未来型自動車の開発も行われています。
ウェールズはさまざまな施策を通じて未来に目を向けています。ぜひ、一緒に取り組みましょう。